Cherish!!

楓の頭の中で、さっきの心の言葉がぐるぐるまわっていた。


『好きだ』


心の真っ直ぐな瞳。

前を歩く心の背中を見つめる。

子供の頃とは違う、もう1人の男なんだな…。

胸がズキンとする。


『すぐじゃなくていい。返事はお前がしたい時にくれ。俺はそれでいい』


『俺は楓の本当の気持ちが欲しい。嘘やいい加減な言葉なんかいらない』

心…。


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