Cherish!!

「楓」
「え」

ビクッとした。
心の背中を、ずっと見ていたから。

「な、何?」

心は振り返った。

心の、瞳。

「友哉達は時間の事知らねぇからな。とりあえずもう一回戻って、友哉達が帰ってきてるか確認な」

「う、うん」

…いつもの心に戻ってる。

なんかホッとしたような、さびしいような変な感じ。

「ほら、急げ」

心は楓の肩をポンッと叩いた。

「わかってるわよ」


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