Cherish!!
薫は言葉を続けられなかった。

しかし晶は満面の笑みだ。

「ありがとう!」

友哉も親指を差し出す。

「心強ぇよ」

4人は微笑み合った。

『実はさっき、浩二郎と会えたのだ』

「え? ほんと」

『本当よ。私達も驚いて。でもすんなり話が通じるから聞いてみたら、自分の生まれ変わりの子に会ったと言っていたの』

「心だ」

晶と友哉は目を合わせた。

『やはり浩二郎も律のことを感じているようだ。これから椛を探すと言って別れたが…』

『どうなるのかしら?』

4人は一時静まったが、友哉がその沈黙を破った。

「大丈夫だよ。心の先祖なら!! 俺らは真珠を探す、もう目の前にあるんだ」
「そだよね、心なら大丈夫だよ」
「それに郁もいるしな」
「そうそう!郁と心は、強力タッグだからね」
『お前達…』

友哉と晶は再び真珠の方へ向かった。

信哉と薫は顔を見合わせる。
そして微笑み合った。

『私達の生まれ変わりは』
『ああ。心配する必要はないな』
『えぇ。さぁ、私達も探しましょう』


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