Cherish!!

ふっ。

律が笑う。

「?」

『だいぶ驚いてるようだな。私はいつもお前を見ていたからそんなことはないが』


郁生は律の余裕のある態度にムカついた。

「…どういうことか説明してもらおうか?」

『ん?』

「みんなを巻き込んで、お前は何をしたいんだ?」

『…何をと?』

律は不気味に微笑んだ。


『簡単さ』


その瞳は光を放っていた。黒い、闇の光だ。


『再生だよ』


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