Cherish!!


窓の外の一本の桜の下に。


郁生は立っていた。


「あの野郎、いつの間に外へ出たんだ?」


郁生は笑っている。


「郁、大丈夫そうよ!早く窓開けて…」

早紀は我先にと窓辺に駆け寄ろうとしたその瞬間。

『待って!』

彩子が引き止める。

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