Cherish!!
ピリッとした痛みが、心の頭に走っていた。
「…つっ」
なんだ?
少し前から感じている痛みの間隔が、どんどん縮まってきている。
ピリッ…ピリッ…
まるで脳に電波でも通っているかのよう。
いてぇな…、なんなんだ一体。
こっちはそれどころじゃないっていうのに。
ピリッ…、ザーッ、し…ん。
え?
今なにか聞こえた。
心は辺りを見渡す。
しかし、楓達と自分以外は誰もいない。
…早紀がいったように、俺も少し疲れてんのかな。