Cherish!!
「友哉、ここ、だよね」
「そうだな…」
晶らが辿り着いた場所。
「図書室の…桜」
真珠のレーダーは、まるでなにかに共鳴するように光り輝いている。
「ここに残りの真珠があるんだな?」
友哉が桜に近づこうと足を踏み出した時。
「待って!」
「晶?」
「友哉、ダメ。それ以上近づいたら…危ないよぉ」
「……」
晶の顔が、今まで見たことのない表情に変わっていた。
何を感じているというのか、友哉の腕を掴んで離さない。