Cherish!!

「レーダーは正確に動いてたからな… 間違いないだろ」

と、郁生は笑った。

「郁!」

友哉が声をかける。

「おぅ、ご苦労だったな」

「つったって、物はないけどな」

「場所がわかればたいしたもんだよ……」

郁生の視線の先を感じた友哉は、体をずらし紹介した。

「信哉だよ」

「あぁ、友哉の」

『!』

信哉の瞳は大きく開かれた。

信じられないことに目の前に律がいるではないか!

『律…』

「あ、よく間違われるけど僕は」


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