Cherish!!

『さぁ、私達は何をすればいいのだ?』

「特に、ないですかね。ありかも見つけてもらったし」

『そうだな。しかしあそこには容易には近づけないのだ』

「…とにかく、行ってみますよ」


郁生は窓から飛び降り、信哉の横を通り過ぎた。


『!!』

一瞬…。

信哉の腕に悪寒が走る。


なんだ?


なんなのだ、今のは?


信哉はゆっくりと振り向き、郁生の後ろ姿を見つめた。




もしや… もしやお前は!!




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