Cherish!!

『律、何をする!?』

「早く真珠を持ってこい!もう太陽が昇る」

『律様!私の願いでも聞いてはもらえないのですか?』

椛は律の正面に立ち、指を固く組んでいた。

「浩二郎の婚約者のお前など、声も聞きたくない!」


『律様……』


椛の唇は震えた。


『律!なんていうことを!』

「本当のことではないか、椛はお前と婚約をしたのだから」


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