Cherish!!
「晶」

友哉が晶の横にどさっと座る。

「友哉?どうしたの?」
「晶こそ1人で何してんだよ」
「あたしぃ?ふふ」

意味深な笑い。

「なんだよ、楽しそうだな。俺なんか、姉貴達のパシリにされそうなのに」

友哉はげんなりしていた。

「なに、それ?」
「あの人達に話聞けってさ。俺しかできないからって」
「そっかぁ」

晶はちらりと友哉を見る。

「…何?」
「ううん! あ、あたし一緒にいったげようか?1人じゃさみしいでしょ?」
「別に、そんなこたないけど」
「いいじゃん。一緒に行こうよ!」
「…しょうがないな」
「あはは、やった!じゃあ郁生に頼んでこよっと」

この状況にはしゃげるのは晶だけだよな。
でもそれがいいとこでもあるんだけど…
友哉は走って行く晶の姿を見ながら微笑んだ。


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