Cherish!!
「まぁまぁ早紀。心もやるときはやるやつだって。……たぶん」

楓が早紀に向かって言った。
フォローになっているのかいないのか。

「多分は余計だろっ!」

心はあまりの扱いにご立腹である。

「そんなことより。話がズレてるから。先ずは友哉が話を聞いてくること、だな」

郁生が顎に手をやって言った。

「つーか、具体的には何て聞けばいいんだ?真珠はどこにあるんですか、って?」

答えてくれるもんかねぇ?と友哉はやる気がなさそうだ。

「っておい!そんなことよりぢゃねー!」
心は自分だけ蔑ろにされて納得がいかない。


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