Cherish!!
ひとりは何処にいるかわかる。
この学校の自慢の場所。
膨大な本がまるで落ちてきそうな…
郁生はなじみの席で本を読んでいた。
ストレートの素直な髪が、ページをめくる度に揺れる。
何冊読んだのか覚えてないくらいだから、きっと今何時だかもわからないだろう。
いつもは室長に声をかけてもらって帰るのだが、今日はなにやら様子が違うようだ。
バンッ!
「郁!!」
「楓?」
「郁っ、ちょっと来て」
「どうしたんだよ?楓らしくないな」
こんな時に、らしさの話なんかどうでもいいっ!
「とにかく!来てったら来て!」
「わかったよ」
郁生はしぶしぶ本を閉じた。
この学校の自慢の場所。
膨大な本がまるで落ちてきそうな…
郁生はなじみの席で本を読んでいた。
ストレートの素直な髪が、ページをめくる度に揺れる。
何冊読んだのか覚えてないくらいだから、きっと今何時だかもわからないだろう。
いつもは室長に声をかけてもらって帰るのだが、今日はなにやら様子が違うようだ。
バンッ!
「郁!!」
「楓?」
「郁っ、ちょっと来て」
「どうしたんだよ?楓らしくないな」
こんな時に、らしさの話なんかどうでもいいっ!
「とにかく!来てったら来て!」
「わかったよ」
郁生はしぶしぶ本を閉じた。