Cherish!!
「…そうだよね、外いたし」
早紀は涙を拭う。
そして出来るだけ暗闇に……顔を見られないよう移動した。
心はゆっくり自販に近付き、ジュースを買った。
「早紀も飲むか?」
「え、あ、うん」
そういえばさっき買ったジュース、置いてきちゃったな…。
…心は、何か勘ずいただろうか。
早紀はゆっくり自販な方に歩いていった。
「ほら」
「ありがと」
ぶっきらぼうな渡し方、でもほんとは心の気遣い。
不器用だね。
早紀はクスッと笑った。