Cherish!!
「そういえば友哉達見たか?」
「…もしかしてもう一個くらい見つけてるのかもね」

早紀がぼそっと答える。

「休んでなんかいらんないね、あたし達も」

楓は立ち上がろうとする。

「楓、あんまり無理したらまた具合悪くなるよ」

郁生は楓に近寄る。

「でもあの二人にだけ探させてるなんて、ダメじゃん」

心はフッとひとつ息をついた。

「…わかったわかった、じゃあ今度は俺がついてってやるよ」
「心」
「僕が行くよ」

郁も声をあげる。


< 73 / 224 >

この作品をシェア

pagetop