Cherish!!
「もしかしたら友哉達帰ってくるかもしれねぇからな、郁と早紀はいてくれたほうがいいと思う」
「心、ちょっ」
「それに郁にはこの我が儘女、止めらんねぇよ、イテッ」

楓の足が心の泣き所に。

「だけど、楓も今おきたばっかりじゃないか」
「大丈夫だよ、郁。それより早紀頼むぞ」
「心!」

心はチラッと早紀の方を見た。不安な顔を心に向けていた。

「早紀っ」

心は早紀に手を挙げて、楓の背中を押し、図書室から出ていった。


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