Cherish!!
「友哉、あったぁ?」
晶と友哉は一生懸命捜していた。
「ねぇなぁ。レーダーも全然働かないし」
「ちょっと休む?」
「そうだな」
友哉と晶は一本の木の下に座った。
「…晶」
「ん?なぁにぃ?」
「さっき思い出したんだけどさ」
「ふん」
「その真珠」
「へ?」
晶はドキッとした。
「思い違いなら、ごめんな。それ、俺、の?」
「…」
晶は答えられなかった。
いつもみたいに、笑って答えればよかったのかもしれない、だけど。
「…そうか、やっぱり」
「友哉」
「ん?」
「…あたし、あたしね」
「うん」
「昔、超男っぽかったでしょ? 髪だってさ、こんなじゃなくてショートで」
「心と格闘してたもんな」
友哉が笑った。