Cherish!!
心と楓はゆっくり校内を歩いていた。

楓は片手にジュースを持って、心は楓の後ろをブラブラしていた。

「心達は何処から出たの?」
「トイレ」
「えぇ!? それはちょっと」
「なんだよ、大変だったんだぞ(早紀が)」
「じゃあやっぱりあたし達のとこから出た方がいいか」
「あたし、達ね」

心は不機嫌になった。

前に歩いてる楓には、心の顔は見えていないが…


「何? あれ?」
「?」

突然楓が立ち止まり、上をゆっくり見上げる。
心もその方向をつられて見たが、何も見えない。

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