Cherish!!
『心』
「あ?」

『…律は、ただ純粋な男だ。俺は律に刺されたが、恨む気持ちはない。律を誤解しないでほしい』

浩二郎は毅然とした態度で話し始めた。

「…」

『律が何をしたいのか、本当のところは俺にもわからないが、力になれるのなら、律を救う事が出来るのなら、俺も一緒に行く、いいか?』

「浩二郎…」

心はフッと笑った。

「あんたもバカだよな」
『お前も、だろ?』

浩二郎もニヤッと笑った。


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