プロポーズ
「ちょちょちょっと、待て!」

僕は図書館へ入る寸前で慶太を呼び止めた。

「・・・彼女まだ仕事中だから・・・。」

仕事熱心な彼女の事だ。
からかいにでも行ったら嫌われるかもしれない。

啓太はキョトンとした顔をして、すぐに大声で笑った。

「お前、顔真っ赤だぞ!らしくねーなぁ。」

僕は恥ずかしくなって片手で顔をおおった。
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