プロポーズ
啓太が帰っていったあと朝海は一度帰る準備をしに図書館へ戻っていった。
そして、真っ白いワンピースを着て戻ってきた。
「かわいい・・・。」

思わず心の中の声が口から出てしまった。

「ありがと、昊くん。」

朝海は、嬉しそうな笑顔で僕に言った。

でもまだ五月の終わり、寒くないのかな。
僕は自分が来ていた真っ白いシャツを朝海に被せた。

「昊くんは、寒くない?」

「僕はТシャツ来てるし平気。」

「ありがと、へへ、昊くんの匂いがする。」
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