プロポーズ
「ごめん、僕も男だから。今この状況で部屋なんて入ったら何するか分からない。だから今日は帰るよ。」

僕は正直に言った。

朝海はうつむいていた顔をあげてニコッと笑った。

「昊くんになら、何されてもいあよ、あたし。」

僕はつないでいた手を引き寄せて朝海を抱きしめた。
強く強く抱きしめた。

「昊くん・・・苦しい。」

「ごめん。」
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