プロポーズ
6畳程の朝海の暗い部屋の天井にキラキラと星が映し出された。

「きれいって、朝海、初めて見たの?」

「うん。初めては昊くんと見ようと思って見ないでがまんしてたんだよ。」

ふたりでベットに横になって僕が知っている星座を朝海に教えた。

「朝海はふたご座だから、あそこ。んで、あれが、北斗七星。それで・・・」

朝海はふふっと、自分の星座くらいわかるよーっと笑った。
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