プロポーズ
「おはよ。」

「おはよ。」

僕らは昨日結ばれた。
そしてそのまま、寝てしまったらしい。
起きると朝美が少し赤い顔でニコッと笑っていた。

僕らはシーツにくるまったまま色んな話をした。
好きな星のこと。
両親や子供の頃のこと。
友達のこと。
最近合ったこと。
たくさんたくさん話をした。

「昊くん、学校は?私、仕事だからそろそろ行かなきゃ。」

朝美が、シーツにくるまりながら立とうとしたから、僕は腕をつかんでもう一度ベットに戻して抱きしめた。
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