プロポーズ
「あー!グタグタしてても、らしくねぇから、とりあえず探しに行くべ。」

と、啓太は僕の腕を引っ張った。

アパート、図書館、朝海が行きそうなところ全部行ってみたけれどやっぱり朝美はいなかった。
会いたいなぁ。
会えないと思うと、余計に恋しくなった。

最後にまた朝海のアパートに言ってみたが、
やっぱり鍵がかかっていて誰もいなかった。

僕と啓太は玄関の前でしゃがみこんでしまった。
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