プロポーズ
「貴方達・・・誰?」

顔を上げると知らないおばさんが立っていた。
けれど、顔が朝海に似ていて、朝海のお母さんだと思った。

「あのっ、朝海は。朝海さんは?」

僕が立ち上がって聞くと、

「もしかしてあなた、昊くん?」

「あっ、はい。挨拶遅れて申し訳ありません。昨日から朝海さんと連絡が取れなくて。」

朝海のお母さんは複雑な顔をして言った。
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