プロポーズ
「あさ・・・み?」

「昊くん。」

朝海は振り向いた。
昨日とはうって変わって穏やかな顔だった。

「昨日はごめんね、治療がキツくて・・・。えへへ、バレちゃったね。」

僕は泣いちゃいけないのに涙がボロボロでてきて止まらなかった。
昨日もたくさんないたはずなのに、朝海の前じゃないちゃダメなのに、涙が止まらない。

すると、朝海も泣き出した。
わーん、わーんと子供みたいに2人で泣いた。
< 58 / 93 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop