真逆な双子と恋愛三角関係
恋のライバル?動き出すリコ
リコと秀と3人でご飯を食べたあの日以来、リコはちょくちょく私たちの間に入ってくるようになった。
でもこれまでみたいに私を省くとか
そういうのはなくて、
ただ、私とリコと秀。
3人で話すという感じだった。
「リン、秀くんってどんな人?」
平日の朝、リコと朝食を食べているとそんなことを聞かれて
どう答えていいかに困る。
どんな人って……
「いいやつ?」
「へぇ〜。
秀くんって他の男子と違うよね」
「うん違う!
優しいし、面白いし、
私に声をかけてくれた!」
リコの言葉に思わず食いついてしまった私。
なにやってんの……
「私も思った!
なんか他の男子は下心丸出しって感じで私に近づいてくるけど、秀くんは友達として接してくれるよね!
私、そういうのいいな〜。」
リコが珍しく
ニコニコ笑いながら男子の話をしてきた。
リコはいつも男子の話を私にしてくるときは大抵愚痴だ。
なのにこんなに楽しそうに話すなんて…