愛して下さい…
小6の時、忙しい両親が、いけなかった新婚旅行に三泊四日で行くことになった

二人だけでという配慮で、俺らは留守番

親父と二人だけの時から来てくれてた家政婦のばーちゃんが、居てくれる事になっていた

親父達が出掛ける日、朝から、琴羽は元気がなかった

『琴羽?具合でも悪い?』

『ううん…大丈夫…』

『どーせ、寂しいだけだって!』

俺は深く考えず、サッサと出掛けさせようと、話を止めて、追い出すように二人を見送った
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