愛して下さい…
目を開けると、床に座り込んで下を向いて泣いていた

「起きて…たの?」

「うん」

「いつ…から?」

「琴羽が、髪に触れてから…」


潤んだ瞳が俺を見上げていた…

琴羽…

きっと、まさか、俺が起きてると思っていなかったから、ビックリしてる?

なぁ、泣くなよ…

俺も好きなんだ…

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