愛して下さい…
泣いてる…

バカみたいに、涙が流れ出る

初めて、こんな気持ちで泣いた…

愛しすぎて…

触れることすら怖くて…

拒絶されるかもしれない…

失うのが怖かった…

ソッと、頬に暖かい感触がした…

琴羽の手が触れてる…

唇に、琴羽の唇が触れた…

「好きよ……ぅうん…好きなんて言葉じゃ軽すぎる…」

もう一度…唇に触れる…

「愛してる…お兄ちゃん以外いらないよ…」
フワリと笑う…

「本当…に?」

確かめるようにキスをした…

首に琴羽の腕が絡む…

「…うん…」

可愛く返事をしてくれた…
< 41 / 61 >

この作品をシェア

pagetop