愛して下さい…
愛しています…
太陽の光が窓ガラスから部屋を照らしている

大きな鏡の前に座り、ジッと自分の姿を見つめていた…

「琴羽…」

優しい声が私を呼んだ

鏡越しに視線が重なる

「拓斗…」

振り替えると、愛しそうに微笑んだ

「きれいだ…」

拓斗の前に立った私は、白い純白のウェディングドレスで、両手でしっかりとブーケを握っている

そして、私の前に立つ拓斗も、白いタキシードに身を包んでいる…
なんだか、拓斗が来ていると、何かの撮影に来てるみたい…

すごく綺麗…

でも、これは、撮影何かじゃなくて…










そう…



私達は、今日…



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