愛して下さい…
「はぁ…」

最近…ため息ばっかり…


ん?

お兄ちゃん?

屋上に行く階段に消えていった。

後を追って…


「拓斗!…キスして…」

「はぁ…お前さぁ、もういい加減諦めたら?」

お兄ちゃん?

と、…だれ?

「やだ!私は諦めきれない!もう一度付き合ってよ!」

どーやら、以前付き合っていた人に寄りを戻してほしいって言い寄られてるみたい。

「キスして…」

お兄ちゃんの首に手を回す。



いやっ!!



2人の唇が重なった時、全身から力が抜けた。

もう無理だ…

お兄ちゃんを好きでいることに…

疲れたよ…
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