Sweet Lover
響哉さんは、プロの司会者が居るのに、まるでそんなもの無いみたいに自分でステージを仕切っていた。
動きと、仕草と、ほんの僅かな英単語だけで――。
皆の視線をかっさらっていく。
「スドーさんって、日系二世なんですかね?」
映像はそのままに、ワイドショーのメインアナウンサーの声が入ってくる。
「それが、スドキョーについては、調べれば調べるほど謎が多くて……」
芸能レポーターとして有名な男性が、言葉を濁した。
「今日はマスコミだけを集めて、ゴールデンウィークの映画祭の告知をしたんですよね?」
女性アナウンサーが助け舟を出す。
「ええ。
なんと、その映画祭ではスドキョー日本初の握手会もあるんです」
動きと、仕草と、ほんの僅かな英単語だけで――。
皆の視線をかっさらっていく。
「スドーさんって、日系二世なんですかね?」
映像はそのままに、ワイドショーのメインアナウンサーの声が入ってくる。
「それが、スドキョーについては、調べれば調べるほど謎が多くて……」
芸能レポーターとして有名な男性が、言葉を濁した。
「今日はマスコミだけを集めて、ゴールデンウィークの映画祭の告知をしたんですよね?」
女性アナウンサーが助け舟を出す。
「ええ。
なんと、その映画祭ではスドキョー日本初の握手会もあるんです」