Sweet Lover
「どうして映画監督になろうと思わなかったんですか?」
「まだ、将来の仕事探し続けてんの?」
私の質問は、あっさりと質問で返される。
「当たり前じゃないですか。
まぁ、でもそれは置いておいて。あんなに素敵な映画を撮ったのにどうして映画監督を目指さなかったのかなーと思って」
私は昨夜見た映画のことも、とても気になっていた。
「あれにかかってる制作費、いくらだと思う?」
にやりと唇を歪めて先生が問う。
「――え?」
「軽く、普通の商業用映画1本撮れる位の金額かけてんの、アレ。
しかも、そっちと違ってあれは、人件費ゼロ。
ありえないって、普通」
「まだ、将来の仕事探し続けてんの?」
私の質問は、あっさりと質問で返される。
「当たり前じゃないですか。
まぁ、でもそれは置いておいて。あんなに素敵な映画を撮ったのにどうして映画監督を目指さなかったのかなーと思って」
私は昨夜見た映画のことも、とても気になっていた。
「あれにかかってる制作費、いくらだと思う?」
にやりと唇を歪めて先生が問う。
「――え?」
「軽く、普通の商業用映画1本撮れる位の金額かけてんの、アレ。
しかも、そっちと違ってあれは、人件費ゼロ。
ありえないって、普通」