Sweet Lover
「一刻も早くその夢が叶うよう、善処させていただきます。お父様」

隣に座っていた響哉さんが冗談とも言い難い口調で、お父さんに声を掛ける。

お父さんは、疲れたように肩を落とした。

「……響哉さん……。
 お噂はかねがね伺ってはいましたが……」

……どんな噂を聞いていたのかしら。
すごく気になるじゃない、お父さん!
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