Sweet Lover
9.Who are you?
「マーサ。
添い寝くらいさせてくれてもいいんじゃない?」
大きなタオルケットに一人で包(くる)まる私を見て、響哉さんが笑う。
「だぁって……よからぬこととかしたりしない?」
「よからぬことって、これはまた人聞きの悪い。
俺は君のフィアンセだってこと、もう、すっかり忘れてない?」
くすりと笑いながら、そんなことを言う。
その笑顔があまりにも魅力的だから、何故か警戒心が解けてしまって、
「忘れたーっ」
なんて思わず甘えた声を漏らしてしまう。
添い寝くらいさせてくれてもいいんじゃない?」
大きなタオルケットに一人で包(くる)まる私を見て、響哉さんが笑う。
「だぁって……よからぬこととかしたりしない?」
「よからぬことって、これはまた人聞きの悪い。
俺は君のフィアンセだってこと、もう、すっかり忘れてない?」
くすりと笑いながら、そんなことを言う。
その笑顔があまりにも魅力的だから、何故か警戒心が解けてしまって、
「忘れたーっ」
なんて思わず甘えた声を漏らしてしまう。