LOVE SICK
そうして絶品パスタを味わっていれば突然、彼が顔を上げて笑顔を見せる。
「今度るうも何か作ってよ」
だ、なんて。
とんでもない事を言い始める所はさっき思った事を撤回したい。
……なんて女の気持ちが分からない人だ。
「このプロ級パスタを出された後じゃ…プレッシャー以外感じないんですが……」
引きつり笑いの私に又楽しげにケラケラと遠慮も何も無く笑い始める祐さん。
「なんだよそれ! いいよ。なんでも。おにぎりでも、カレーでも」
「負けませんから! 私だって一人暮らし長いんです!」
「あはは! 負けず嫌い!」
手に持っていたフォークを置いて、腹を抱える様にして笑い出すんだから……
私は子供の様に膨らませた頬を緩めてから溜息を吐いた。
本当に笑い上戸な人。
「今度るうも何か作ってよ」
だ、なんて。
とんでもない事を言い始める所はさっき思った事を撤回したい。
……なんて女の気持ちが分からない人だ。
「このプロ級パスタを出された後じゃ…プレッシャー以外感じないんですが……」
引きつり笑いの私に又楽しげにケラケラと遠慮も何も無く笑い始める祐さん。
「なんだよそれ! いいよ。なんでも。おにぎりでも、カレーでも」
「負けませんから! 私だって一人暮らし長いんです!」
「あはは! 負けず嫌い!」
手に持っていたフォークを置いて、腹を抱える様にして笑い出すんだから……
私は子供の様に膨らませた頬を緩めてから溜息を吐いた。
本当に笑い上戸な人。