幸せのパズル



家も近くてよく遊んでたし、中学にあがってもその友情は切れなかった。

こうして高校も同じところに通っている。1年の時は違うクラスだったんだけど今年は……

「美音と斗真くんと、わたしと、悠哉、みんなB組だったよ!」


「まじで?!よっしゃーー!」


ぷっ。大声でガッツポーズとかしてるから周りの視線が痛いし


「去年は悠哉1人だけクラス違ったもんねー!
斗真くんもいてよかったね」



いつの間にか下駄箱に着いていて、靴を履き替えながら笑っていた。


「ーー斗真はぶっちゃけどっちでも…」


「何か言った?」


「べっつにー?」


なんかニヤニヤしてるし、変なの。


< 3 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop