君との恋の可能性
今更だが、その女は不細工ではなかった。かわいいか美人かでいえばかわいい方だった。…俺の彼女の可愛さには全く及ばないけどな。



確か俺の彼女は俺と同じ高校に入るらしい。


なんだっけな…「うちも拓也くんと同じとこ入りたい!」だったよな?
…可愛すぎんぞおい。俺が合格できる高校にその彼女は合格しないわけなくて。
本当は先生に別の学校を推薦されてた。頭の良さが半端じゃないから。


でもおれについてきたいとかなんとかで、わざわざこっちに入ってくれた。お人好しすぎるだろ。


それにしても疲れたな…朝からこんな坂道をおんぶで早歩きはきつい。
なんかノリでおんぶしてしまった。

軽くてよかった。
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