君との恋の可能性
「あっ…奈々ー!」

…相変わらず可愛いすぎるだろ。俺がベタ惚れしてる幼馴染の彼女。あいつはどうなのかわからんが。
制服姿似合ってるな。いや、似合いすぎてるな。

…見とれてる場合じゃねえな。

「あ!拓也くん!…その子は?」

上目使いで俺の顔を覗いてくる可愛すぎる女の名前は恵比寿奈々。
容姿端麗成績優秀運動神経抜群で完璧な奈々。

……こんな漫画にしかいないような人間がリアルで存在してていいのか?


多分そんな人間は10年に一度…
いや、100年に一度ぐらいじゃないのか?
そんなパーフェクト美少女が俺なんかの彼女でいいのか。
本気で不安になることがある。
…捨てられるじゃねえかって。
奈々は半端なくモテる。
だから余計心配なんだ。
…そして俺も意外とモテるわけで。
でもあいつは何の心配もしてねえんだろうな。
__男のくせに情けねえな俺。
今を大事にしなくちゃな。
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