君との恋の可能性
「俺の名前⁇


しょうがないから教えてやるよ


佐和田拓也!


…あんたは⁇」


佐和田拓也かー…


なんかそんな顔してるよね…


「えと、篠原愛菜!」



「愛菜、ね…おけ!



よろしく!」


「え!?呼びす…こちらこそ。」


男子に呼び捨てとか初めてされた気がする。

いっつも篠原って呼ばれてるから。


なんか今日であった人とは思えないよ…


テニスラケット持ってるってことは


テニス部はいるのかな?


…もしそうなら私も入りたい。


「呼び捨てなんか当たり前じゃない?…言っとくけどお前もおれのこと呼び捨てでな。」



「はっ!?当たり前でしょ。拓也君とかきもちわる…」


「…気持ち悪いってなんだよ。落とすぞおい。」



「ごっ、ごめん!お願いだから落とさないで。」


「なにそのあわてっぷり。本当愛菜って面白えな。あはは…」


「あっ、慌てるに決まってんじゃん!ばか!ばか」


「おいばか、いてーよ!」

< 8 / 37 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop