ヘタレ王子と冷たい姫様。
門の前辺りまで行くと、メイドのメイリンがいた。
メ「あ、姫様!!女王様、姫様がいらっしゃいましt…きゃあ!??」
メイリンが前のめりに倒れる。
それをとっさに受け止める。
『おっ…と。大丈夫?メイリン。』
メ「姫様!!!あ、ありがとうございます!」
女王「相変わらず、貴女は鈍臭いわね。」
メ「し、失礼いたしましたぁ!」
女王に必死に頭を下げている彼女。
メイリン
我がカロライン王国に代々使えているメイド一家の三女。
姉二人がいて、メイドの教育をしっかり受けているのにも関わらず、
とてもドジでおっちょこちょいなメイドだ。 まぁ、そこが彼女の良いところだろう。場を和ませてくれるからな。