ヘタレ王子と冷たい姫様。






女王「ところで………
ルリアンヌ、貴女、また屋根に登っていたそうね。………はしたない。
もっと女性らしく、淑女らしい行動をとりなさい。」




『はい。でも……………っ、
何でもないです。』


ここで何か反論したらまたくどくど言われそうだからね。

黙り込んだ私を見た女王は呆れ返った顔で、

女王「はぁ……。もうじきミコリッド王子がいらっしゃるはずです。
くれぐれも、粗相のないように。」

と、言った。


……………何それ!?はぁ……じゃねぇよ!何溜め息ついてんだっつーの!!



イライラしてたら門が開いた。

数台の車が敷地内に入ってくる。



やっと王子のお出ましか。

どんな顔なんだろう??






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