WiSΗ
予想は的中した。
だけど
ゴルフのことじゃなかった。
聞かない方がよかった。
途中で戻った。
その話は
「何?」
「光は知ってるだろ?」
「何のことだよ?」
「美優のことだ。」
「その話家でするなよ。」
「あいつは俺らの子じゃない。」
「だから話すな!!」
「あいつのことどう思う?」
「俺の妹に変わりない。」
「そうか。」
そこで帰った。
涙は
勝手に出てきて
止まることを知らなかった。
あたしは
この家の子じゃ
なかったんだ。
本当に…。
どれだけ迷惑をかけただろうか。
明日の試合が
終われば
出ていこう。
そう思った。
カバンから
ルーズリーフを1枚
取りだし
想いを書いた。
今までありがとう。
探さないで
そうかいて
引き出しにしまった。
眠らない体を
必死に
休ませた。