WiSΗ

あたしはもう
話にならないって
思った。

「美優ちゃん帰ろ?」

友達がそういって
あたしを抱きしめた。

つい涙出てきちゃって。

だけど
ばれるのいやだから
我慢した。

「あいつ謝ってきた?」

「全然!けどおもろかったよ。」

あたしは
わざと
明るく振る舞った。

この人なら
ずっと友達やっていけるって
思ってた。

だから
心の傷は
本当に大きい。

親友だって
思ってた。

ちょっと前まで
普通に友達やってたのに…
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