WiSΗ
そんな毎日が続いた。
学校が始まった。
みんな
いっぱい遊べて楽しかったー
なんていってた。
そう言われると
悲しくなった。
あたしは
遊ぶなんてなかった。
美優は?
そう聞かれると
すごく苦しかった。
楽しかったことも
一瞬で辛い思い出になったから。
あたしが何も言わないと
美優はゴルフがあるから
大変だったんだね
そう言われて
頷くことしかできなかった。
最後には
頑張ってね
って言うんだ。
心が苦しかった。
本当のことが
言えない自分が嫌だった。
友達は
夏休みの話を
嬉しそうにはなしてくる。
彼氏と
花火大会にいったとか
デートしたとか…
あたしとは
縁のなかった話。
だけど
あたしの親友だけは
あたしの変化に気付いてくれた。