WiSΗ
第三章 告白

最近、
親の言うことが
妙にうざいと
思う。

友達に相談すると
わかるわかるって
言うだけ。


「美優〜!」

振り向くと
手をふって走ってくる
藤浦倫紀。

「とーもーっ!おはよう。」

倫紀とは
2年生の時
同じクラスだった。

いっぱい喧嘩をして
いろいろ言い合ってきた仲間。

「あいつとりっちゃん付き合ってるかもー!」

あいつっていうのは
倫紀の好きな人
松崎拓哉。

りっちゃんってのは
松崎のことが好きな子。

だけど…。
りっちゃんは
異常にでかい。

本当に大きい。

松崎がかくれちゃうくらい。

「美優どしよー」

「大丈夫だよ。嘘だって。」

松崎は
恋には興味なしって感じ。

だから
今までに付き合った人は
いないらしい。

りっちゃんは
2年のとき
松崎に告ってふられてる。

「絶対?けどラブラブだよ?美里は聞いたって…。」

美里は
倫紀と仲良し。

だけど
すぐに喧嘩をする。

「このシュートが入れば付き合っちゃるっていって入ったんだって。」

嘘だよ。

そういいたかったけど
嘘でもそんなこといわないよね。
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