WiSΗ

いいタイミングで
先生がきたから
あたしのであっているか
聞いてみた。

遥子も
自分のが正しいと思い
話の答えを待った。

「そうよ。」

先生は
すんなり答えた。

遥子は
聞いていなかったふりをし
勝手に
自分の仕方で
進めた。

「おーっ!!」

先生の声が
教室に響きわたる。

「梶山教えちゃれ!」

先生に言われ
遥子は
ストップした。

あたしは
素早く
元通りにした。

「あたしのであってるって。」

「ごめん。聞いてなかった。」

「あー。うぜっ」

あたしは
やっぱり
イライラしてる。

別に
遥子にじゃない。

だけど
遥子に当たってしまう。

ごめん。

今だけ…

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