stay with me…*
「…また、俺はお前を失うのか…?またお前を守れない、また…助けてやれない」
悔しくて握った拳から血が滲んだ。
『…私が会いに来たのはね、春がもう寂しくならないようにするためなの』
「え…?」
『だって私が死んでから春ったら毎日泣いてるんだもん、心配で成仏できないよ』
見てたのか…
たしかにここ一年、俺は一度も雪乃を忘れたことなんてない。
毎日思い続けてた。
「寂しくならないなんて無理に決まってるだろ?そばにいろよ、ただ俺の隣にいてくれるだけでいいから…」
雪乃の肩に手をおいて、真剣な目をした。
だけど突然雪乃は立ち上がって窓を開ける。